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FORSEEの導入で、つくることやお客さまとの時間をもっと大切にできるようになりました。

今回は、「sneeuw(スニュウ)」のデザイナーである雪浦 聖子さんにお話をお伺いしまいた。2009年にスニュウを立ち上げ、2021年4月にKIOSK BY SNEEUW (アトリエショップ)をオープンし、新たなスニュウの活動をはじめています。
新しいことに挑戦し続けている雪浦さん (写真左)に、どのようなきっかけでFORSEE EXHIBITOIN(以下、FORSEE)を利用するようになったのかお聞きしました。

sneeuw 雪浦 聖子さん

“つくる” ことが好きで異業種からアパレルへ転身

大学卒業後、アパレル業界とは違う業界で働かれていたそうですが、転身したのにはどのような思いがあったのですか?

小さい頃から絵を描くことが好きで、運動よりもつくることが好きな子供でした。祖母が編み物教室をしていたり、母が洋裁をやっていたりと、モノづくりが身近にありましたね。物心ついた頃からおしゃれをするということに関心がありました。子供の頃はできる範囲が限られているので、持っている服を工夫しておしゃれをすることを楽しんでいました。おしゃれを提案できることはすごく素敵なことだなと思うようになり、憧れがありました。いつしかデザインとつくるということが私の中で大事なことになっていたと思います。

自分らしさを表現することを手助けする服づくり

どんな方にスニュウを届けたいですか?

はじめからお客さまのイメージは明確にありました。服好きな方というよりも、アートや建築、音楽など“つくる”こと全般に興味のある方に届けていきたいと。みなさんが自分らしさを表現するときの手助けになれたらいいなという思いではじめました。あまり肩肘はらず、マイペースな人に着てもらっているのかなと思います。

あと、ユーモアも大切にしていて、どんな大変なことがあってもユーモアを持っていれば、楽しく暮らしていけるんじゃないかなと思っています。生きやすさにつながるのかな。

sneeuw 雪浦 聖子さん

ユーモアをどのようにしてデザインに取り入れていますか?

普段から自転車で移動することが多くて、通りすがりの景色を眺めていることが多いです。電柱と柵とか…街に面白いものがないかなと見る癖がついているのかもしれません。構造物を見たりして、それぞれの重なりが面白いとか無意識に見ているものが、デザインに間接的に出てくるのだと思います。この街(東松原)にお店をだしたのも、人間を感じられる、そういう場所の方がユーモアをたくさん見つけられる気がします。

sneeuw 雪浦 聖子さん

お客さまとの時間をもっと大切にできる

モノづくりをする中で、どうしてFORSEEの導入を決めたのでしょうか?

どちらかというとうっかりしている人間で(笑)。オーダーの集計とかをよく間違えていたんです。もちろんお客さまにご迷惑をかけてはいけないので、何度も確認したりしていましたけど、どうしても間違えが出てしまう。本当はつくることに時間を集中させたかったのですが、どうしても創作以外のことに時間を取られてしまっていたんです。そうすると、時間だけでなく、気持ちもそっちに割かれていってしまって…。そんなときに知人のブランドさんに紹介してもらいました。

実際に導入してみてどんなメリットがありましたか?

sneeuw 雪浦 聖子さん

展示会後にオーダーの手集計をする必要がない、という基本的なメリットはもちろんですが、使ってみて一番のメリットだと感じているのは、展示会の最中の時間の使い方 ですね。これまでは、お客さまが実際に足を運んで展示会に来てくださって、色々とお話をしたいのに合間にオーダーの対応をするとその間はお話ができず残念だと感じていましたし、周りを意識しながらのオーダー対応はミスにも繋がりかねないとヒヤヒヤしていました。

FORSEEを導入してからは、私自身はお客さまと楽しくお話をしていながらも、オーダーはお客さま自身で行っていただけますし、お客さまもその場で決めずに帰宅してからゆっくり考えられるので、展示会の時間を有意義に使えるようになったと思います。 お客様がゆっくり考えられるという点では、展示会では商品へのこだわりや着方など全ての商品情報をお伝えできるわけではありません。お客さまも展示会では気づかなかった商品やディテールなどをFORSEEを通じて見つけてくださるので、欲しい情報を欲しいタイミングで確認できるところもとてもいいと思っています。

あとは、遠方の友達に年賀状みたいな気持ちで挨拶がわりにDMを送っていたのですが、FORSEEを通じて商品を見ていただけるようになりました。特にいまは、コロナの時期なので、海外のバイヤーさんや近隣の方でも展示会に来たいけど出かけられない方もFORSEEを使ってオーダーをしてくださっています。

sneeuw 雪浦 聖子さん

“暮らし” を提案するブランドへ

今後のブランドの展望をお聞かせください。

少し動きはじめているのですが、家具を提案するなどの“暮らし”に展開していきたいと思っています。このお店をオープンできて、まだ少ししかつくれないので、ここに置く分しかつくれないモノ、例えばエプロンとかインテリア小物とかは置けるようになってきました。これを少しずつ広げていけたらいいなと思っています。

一時期、プロダクトデザイナーになりたいなと思った時期もあったので、できそうな感じがしています。服、小物、家具と広げていきたいけど、いまはコロナもあるのでどういう風に進めていくかまだわからないですけど、モノをつくる人全体が盛り上がるような何かができたらと思っています。アーティストやクリエイターとつながっていけたらと思っています。

sneeuw 雪浦 聖子さん